パワーストーン を語る上で欠かせない存在である 内包物 のお話の第二回です。
今回は前回とはまた違う石をご紹介して 内包物 の魅力に迫りたいと思います。
別名 ヘリオライト (太陽石)と呼ばれる サンストーン は日差しのような独特のキラキラ(アベンチュレッセンス)が特徴的な石です。
ですがこれらも実は ヘマタイト や ゲーサイト や レピドクロサイトなどの微細な 内包物 のおかげで、この石達がなければその名も付かなかったと思います。
様々な 内包物 がくっきりと見えます
宝石 のようなカットが施された 高品質 の スーパーセブン の ルース (裸石)
そして 水晶 に カコクセナイト アメジスト ルチル レピドクロサイト ゲーサイト スモーキークォーツ の計7種類の鉱物が混じった スーパーセブン は
偶然に偶然が重なり、途方もない確率の下で内包物たちが出会った奇跡とも言えますね。
限られた条件下で生まれたからこそ美しさや神秘性に人々は魅了され、その価値も高まるのでしょう。
また 宝石 にもこの 内包物 は見られ、やはり不純物が少ないほど価値は高まります。
ですが ルビー や サファイア などの中に ルチル が内包されることで
スター (アステリズム)と呼ばれる光の帯が生まれ、また新たな魅力を生むことがあります。
手前側に大きなスターが見られる ローズクォーツ の丸玉
ガーネット や ローズクォーツ などにも見られることがあるスターですが
ルチル と言う内包物によって純粋な宝石では無くなってしまっても、違った形で輝くことが出来る。
そんな素晴らしい演出で、ひと味違う神秘性を生むなんて 内包物 ってにくいヤツですね。
宝石 のように透明感があって美しい石も素敵ですが 内包物 が含まれる石も個性的かつ魅力的で好きです。